21歳の死

2004年8月15日 ポエム
2004年8月7日午前0時5分・・・弟が死んだ。
 
21歳になって1ヶ月が過ぎたばかりだった。
 
それはあまりにも呆気なく、あまりにも突然に。
 
家族の心に大きな穴を空け去っていった。
 
 
 
留守番電話に入った親父の嗚咽の混じった叫び声とも泣き声ともとれる
その内容に、自分は両膝を床につけ号泣した。
 
 
言っていることの訳が分からなかった。
 
 
10日前、家族は久々の再会をしていた。
 
祖父の突然の事故死。
その葬儀で・・・
 
相変わらずだった。
飄々とした態度の中にあった家族思いの性格・・・
 
 
原因不明の心臓死らしい。
 
 
仕事帰り、アパートの近くのコンビニ前で胸を押えて倒れ救急車で運ばれた。
 
 
親父とお袋が迎えに行き、弟は無言の帰宅をした。
 
 
迎えに行っている間の両親の心細さ。
迎えに行っている間、留守番をしていた妹の心細さ。
 
弟を迎えに行けなかった自分が悔しい。
家族の気持ちを共有してやれなかった自分が空しい。
家族を引っ張ってやれなかった自分が情けない。
 
 
後悔と自分への腹立たしさが込み上げる・・・
 
 
弟よ愚兄を許してくれ。

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